指定した二つの支持点上の段付き軸を示す技術図。径方向指示計と回転軸線を表示しています。
技術模式図 · 縮尺どおりではありません · 検査記録ではありません

数値を議論する前に振れ要求を定義する

シャフトが直径限界を満たしても、ある表面の振れ要求に不適合となる場合があります。振れは、定義されたデータム軸線を中心に回転させた際の指定面の変動を扱い、直径測定だけでは確認できません。KEYENCEは各円形断面の円周振れと、管理対象面全体の全振れを区別しています。図面の実際の記号、方向、公差、データム参照を読んでください。購入注記の「同心」や「ぶれなく回る」は、同等の受入れ要求を定義しません。

指定データムを測定セットアップで再現する

指定図面規格に従い、どの形体または形体の組合せがデータム軸線を構成するか特定し、測定装置がその参照をどう実現するか説明します。都合のよい直径を把持しても、指定データム形体を使用したことにはなりません。同様に加工用センタ穴が自動的に受入れ基準になるわけではありません。支持位置と接触配置を略図で示してもらいます。目的は図面と測定の関係を再現可能にすることで、測定器のブランドをそろえることではありません。

径方向、軸方向、面全体の評価を分ける

Mitutoyoは、径方向と軸方向の振れを異なる公差域と測定方向で説明しています。円筒ジャーナルでは対象の軸方向位置または必要な全表面評価を指定します。肩端面では管理領域と適用する軸方向検査を特定します。一箇所の測定軌跡だけでは複数形体を持つ軸の全要求を証明できません。検査専門家と適切な方法、サンプリング方針を決め、軸が一周しただけで指示計の一つの値を全振れと呼ばないでください。

比較できるだけの測定背景を記録する

供給者と受入側の結果を比較する前に、図面改訂、部品識別、データム実現方法、接触位置、測定状態を確認します。測定器と方法、スキャン装置の関連するフィルタや評価設定も記録します。合意した繰返し確認により、治具やセットアップの変動を部品結果から分けます。接触面の清掃や置き直しは妥当な場合がありますが、合格値になるまで繰り返し調整することは記録された受入れ方法ではありません。要求と保存証拠に基づいて不一致を解決します。

検討例:一本の軸のジャーナルと肩

指定された位置決め直径を基準にジャーナルが回転し、肩が相手部品を受ける段付き軸を考えます。これは計画例であり、程碩の実測事例ではありません。ジャーナルには径方向、肩には別の軸方向評価が必要となる可能性があり、いずれも図面基準に結び付けます。買い手と供給者が異なる直径で支持すると、結果が別の関係を表している場合があります。試作検査前にセットアップ略図と報告位置を合意し、再注文でもその条件を保持します。

振れに特化した検査依頼を準備する

管理図面、相手部品との関係、検査要求案を程碩に送ってください。直径受入れ、幾何受入れ、組立検証を分けて列記します。有用な見積りでは必要な記録と未合意の測定方法を明示し、未確認の万能な振れ精度能力を主張しません。

  • 円周振れか全振れか、方向、管理対象面を確認する。
  • データム形体、図面規格、承認されたセットアップ略図を示す。
  • 検査位置、表面の評価範囲、評価方法を定義する。
  • 部品改訂、試料識別、測定器、実際の結果を記録する。
  • 繰返し確認と結果が矛盾した場合の対応を合意する。
参考資料・関連情報

一般計画の指導。 図面 に対して Feasibility と 受入基準 が確認されます。